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15日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、142円95銭から143円59銭まで上昇後は143円付近に失速した。前日海外市場で米金利安・ドル安が進み、アジア市場ではドルの買戻しが強まった。ただ、米中摩擦の本格化が警戒され、ドル買いは一服した。
市場は、朝令暮改の米国関税方針に慣れ始めているが、ボラティリティが高い状況下、腰の据わった長期資金の流入は期待しにくい。市場が落ち着きを取り戻したと言われる水準(米VIX指数が20ポイント台前後、日経平均VIが25ポイント前後)までそれぞれ低下しないことには、投資家は静観を選択するだろう。後場の東京市場も薄商いで、日経平均は34200円水準でのもみ合いとなろう。